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    札幌読書会今年の本 2019-4

    • 2019.12.17 Tuesday
    • 16:50
    ほがらか人生相談

    毎回SNSで「神回答!」「思わず電車で泣いてしまいました」などと大反響の
    AERA dot.人気連載『鴻上尚史のほがらか人生相談』が、待望の書籍化!
    巻末には、書籍のためにあらたに書き下ろした人生相談3本も収録しています! !

     語りかけるような言葉がじんわりと心にしみてくる回答。
    ヒッキーヒッキーシェイク

    「人間創りに参加してほしい。不気味の谷を越えたい」ヒキコモリ支援センター代表のカウンセラーJJは、パセリ、セージ、ローズマリー、タイムという、年齢性別さまざまな4人の引きこもりを連携させ、あるプロジェクトを始動する。疑心に駆られながらも外界と関わろうとする4人だったが、プロジェクトは予想もしない展開を見せる。果たしてJJの目的は金か、悪意か、それとも? 現代最高の小説家による新たな傑作。

     作者としてはちょっと不本意な形で注目を浴びた一冊。
    全て真夜中の恋人たち

    「真夜中は、なぜこんなにもきれいなんだろうと思う」。わたしは、人と言葉を交わしたりすることにさえ自信がもてない。誰もいない部屋で校正の仕事をする、そんな日々のなかで三束さんにであった―。究極の恋愛は、心迷うすべての人にかけがえのない光を教えてくれる。

    十勝平野

    ウツナイ原野に自然と共に生きるコタンの生活に和人たちの開拓の槌音が迫る。国際先住民族年におくる2000枚の書き下ろし力作長編。

     アイヌと和人、開拓。八木義徳がモデルの人物もでてくると。
    悲素

    一九九八年、和歌山市内の夏祭りでカレーを食べた住民六十名以上が中毒症状を呈し、四名が死亡した。県警から、毒物中毒の第一人者である沢井直尚九州大学医学部教授のもとに、協力要請が入る。現地入りした沢井は、事件の深刻さを前に誓う─本物の医学の力で犯罪をあぶりだすと。被害者たちの診察と診療録の解析の果てに浮上する、小林真由美の保険金詐取疑惑と過去の事件、戦慄の闇。

     モデルとなった事件を思い出す人も多いだろう。あくまでも医学的な検知から解きほぐそうとする一冊。
    動機も反抗理由も明らかにはならないものなぜ裁判ではこの結果がでたかということを教えてくれる。
    秘密

    翻訳ミステリー大賞・読者賞ダブル受賞 少女ローレルは庭のツリーハウスから、見知らぬ男が現われ母ドロシーに「やあ、ドロシー、久しぶりだね」と話しかけるのを見た。そして母はナイフで男を刺したのだ。男は死んだが、ローレルは目撃したすべては話さず、事件は多発していた強盗事件のひとつとされ、母の正当防衛が認められた。50年後、女優となったローレルは、死の床にある母の過去を知りたく思う。古い写真に母と映る美しい女性は誰? あの事件は何だったのか?

     緩やかにたちあがる秘密。読後感が素晴らしい小説。
    マンソン・ファミリー

    1967年、14歳のダイアンはチャールズ・マンソン率いる“ファミリー”の一員になった。セックスとドラッグが蔓延するLAでヒッピーになった両親に捨てられ、ようやく見つけた居場所だった。だがチャールズの微笑みは暴力的な支配に変わり、ファミリーは無差別殺人を犯すカルト集団へと変貌していく。一夜に女優シャロン・テートら5人を惨殺するまで――。事件から50年、初めて明かされる衝撃の内幕!

     映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を見る前に読んでおくといい本。ちょっとだけど映画を見ながらこの子!って思うことができる
    生まれながらの犠牲者

    成績優秀で礼儀正しいと評判の13歳の美少女、バーバラが失踪した。警察署長フェローズの指揮のもと一斉捜査が行われるが、足取りは全く掴めない。バーバラが姿を消した前の晩、彼女は生まれて初めてのダンス・パーティーに出かけていた。そこで何かが起こったのか?地道で綿密な捜査の果てに姿を見せる、誰もが息を呑む衝撃のラスト――。本格推理の妙味溢れる警察小説の名手として名高い巨匠の、紛れもない傑作を新訳で贈る!〈名作ミステリ新訳プロジェクト〉第9弾!

     待望の新訳。
    抑えた筆致で語られる警察捜査が丹念。
    雨の玉川心中

    太宰とあった日から最後の遺書まで


    (証言昭和史のミステリー)

    札幌読書会今年の本 2019-3

    • 2019.12.16 Monday
    • 23:28
    その犬の歩むところ

    ギヴ。それがその犬の名だ。彼は檻を食い破り、傷だらけで、たったひとり山道を歩いていた。彼はどこから来たのか。何を見てきたのか…。この世界の罪と悲しみに立ち向かった男たち女たちと、そこに静かに寄り添っていた気高い犬の物語。『音もなく少女は』『神は銃弾』の名匠が犬への愛をこめて描く唯一無二の長編小説。

     あのクレイスの「約束」と同時期にでたこともあり犬対決(笑)として読書会が開かれた一冊。

    女たちのテロル

    どん底の境遇から思想を獲得し、国家と対決した金子文子。武闘派サフラジェット、エミリー・デイヴィソン。イースター蜂起のスナイパー、マーガレット・スキニダー。百年前の女たちを甦らせ未来へ解き放つ、三つ巴伝記エッセイ

     今年ブレイディみかこさんはブレイクと言っていいのでは。「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」が 
    ヤフーノンフィクション大賞受賞。これはそのちょっと前に出た一冊です。 
    慟哭は聴こえない

    手話通訳士・荒井尚人は、結婚後も主夫業のかたわら通訳の仕事を続けていた。そんなある日、ろうの妊婦から産婦人科での通訳を依頼される。荒井の通訳は依頼者夫婦の信頼を得られたようだったが、翌日に緊急のSOSが入り―。(「慟哭は聴こえない」)旧知のNPO法人から、荒井に民事裁判の法廷通訳をしてほしいという依頼が舞い込んだ。原告はろう者の女性で、勤め先を「雇用差別」で訴えているという。かつて似たような立場を経験した荒井の脳裏に、当時の苦い記憶が蘇る。法廷ではあくまで冷静に自分の務めを果たそうとするのだが―。(「法廷のさざめき」)コーダである手話通訳士・荒井尚人が関わる四つの事件を描く、温かいまなざしに満ちた連作ミステリ。『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』『龍の耳を君に デフ・ヴォイス新章』に連なるシリーズ最新作。

     この中の「静かな男」がいい。
    償いの雪が降る

    授業で身近な年長者の伝記を書くことになった大学生のジョーは、訪れた介護施設で、末期がん患者のカールを紹介される。カールは三十数年前に少女暴行殺人で有罪となった男で、仮釈放され施設で最後の時を過ごしていた。カールは臨終の供述をしたいとインタビューに応じる。話を聴いてジョーは事件に疑問を抱き、真相を探り始めるが…。

    通過者

    牡牛の頭をかぶせられた全裸死体には高純度ヘロインの罠がかけられ
    フーグ患者は精神科医の目の前で狙撃され
    羽根を生やした焼死体の発見者は瀕死のホームレスだった
    次々と遷移してゆく多重人格のカオスを潜り抜け
    異形の死体を遡行する者が辿り着く真実
    彼は自らの人生を通過するだけの者

     目を引く装丁。
    通い猫アルフィー

    飼い主の老婦人を亡くし、ひとりぼっちになった猫アルフィー。帰る場所もなく空腹でさまよい続けたすえ、とある住宅地にたどり着いたアルフィーは、そこで“通い猫”として生きようと決める。だが訪ねた先の住民は揃いも揃って問題だらけ。世をすねた無職の男に育児疲れの主婦、デートDV被害者―そんな彼らに、いつしか1匹の小さな猫が奇跡を起こす!?全英絶賛、ハートフル猫物語。

     シリーズで何冊もでてます。
    ワニの街へ来たスパイ

    潜入任務でちょっぴり暴れすぎたせいで、一時潜伏を命じられた凄腕秘密工作員のわたしは、ルイジアナの川辺の町にやってきた。自分とは正反対のおしとやかな女性を演じるつもりが、到着するなり保安官助手に目をつけられ、住む家の裏で人骨を発見してしまう。そのうえ町を牛耳る地元婦人会の老婦人たちに焚きつけられ、ともに人骨事件の真相を追うはめに……。アメリカでは公認ファンクラブまである大人気ミステリ・シリーズ第一弾。

     今年シリーズ三冊目がでました。
    三島屋変調百物語

    17歳のおちかは、実家で起きたある事件をきっかけに心を閉ざした。今は江戸で袋物屋・三島屋を営む叔父夫婦の元で暮らしている。三島屋を訪れる人々の不思議話が、おちかの心を溶かし始める。百物語、開幕!

     開幕、ということでこちらもシリーズが5冊まででてます。
    シャンタラム

    男は武装強盗で20年の懲役刑に服していた。だが白昼に脱獄し、オーストラリアからインドのボンベイへと逃亡。スラムに潜伏し、無資格で住民の診療に当たる。やがて“リン・シャンタラム"と名づけられた彼のまえに現れるのは奴隷市場、臓器銀行、血の組織“サプナ"――。数奇な体験をもとに綴り、全世界のバックパッカーと名だたるハリウッド・セレブを虜にした大著、邦訳成る!

     ほんと?と思わせる数奇な体験談。
    オンブレ

    アリゾナの荒野を行く七人を乗せた駅馬車―御者メンデスとその部下アレン、十七歳の娘マクラレン、インディアン管理官フェイヴァー夫妻、無頼漢のブレイデン、そして「男」の異名を持つジョン・ラッセル。浅黒い顔に淡いブルーの瞳、幼少期をアパッチに育てられた伝説の男と悪党たちが灼熱の荒野で息詰まる死闘を繰り広げる。レナードの初期傑作二作品を、村上春樹が痛快無比に翻訳!

     ただひたすらに「かっけー」そうです。
    続きを読む >>

    札幌読書会今年の本 2019-2

    • 2019.12.15 Sunday
    • 13:55
    レディ・キラー

    朝の刑事部屋はすでに、午後のうだるような暑さを予感させる熱気に覆われていた。”今夜8時、レディを殺す。どうにかできるかい?” 金髪の少年が持ってきた一通の手紙は、新聞の文字を切り抜いて綴ってあった。一見してホース刑事は誰かのいたずらだろうと思った。しかし、上司のバーンズ警部の命令は絶対だった─レディを捜せ。その手紙を前にした刑事たちが奇異に感じたのも無理はなかった。だが、そのとき犯人は!?

    死が2人を

    警察に日曜日はない。初夏のさわやかな微風も明るい陽ざしも、一旦緩急あれば刑事にはもどかしいばかりだ─妹の結婚式当日も、キャレラはその花婿となるトミイに電話でたたき起こされた。彼の家を至急訪れたキャレラがそこで見たものは、なんと、小箱にうずくまる猛毒の黒後家蜘蛛だった! しかも、”花婿に”とのカードまで添えられて……晴れの日に起きた忌わしい事件

     両方ともポケミスでご紹介いただきました。
    87分署シリーズはポケミスででていていわゆる2時間サスペンスの原作になっていたりと
    一時期は人気だったんですがいまは入手困難なんですね。
    あくまでも当時、ではありますがでてくる刑事さんの群像ドラマでもあり人種のことや障害者のことも
    描かれていた印象。
    潮首岬に郭公の鳴く

    函館で有名な岩倉家の美人三姉妹の三女が行方不明になった。海岸で見つかった遺留品のそばに、血糊のついた鷹のブロンズ像。凶器と思われたこの置き物は、姉妹の家にあったものだった。祖父は家にある芭蕉の短冊額のことを思い出す。一つ家に 遊女も寝たり 萩と月。旅に病んで 夢は枯野を 駆け廻る。鷹ひとつ 見つけてうれし 伊良湖崎。米買ひに 雪の袋や 投頭巾。俳句に見立てた殺人事件なのか?三女の遺体が見つかっても、犯人の手掛かりは得られないまま、事件は新たな展開をみせる―。三女が行方不明になったときから、謎は始まった。

     横溝の「獄門島」を連想する見立て殺人と評判。
    1919三部作(ロバート・ゴダード)






    一九一九年春。第一次世界大戦後の講和条約締結のため主要国の代表団がパリで協議を進めるなか英国のベテラン外交官が謎の死を遂げた。長男や代表団の意向に背き、元空軍パイロットの次男マックスは真相究明に乗り出す。父の密かな計略を知った彼は、国際諜報戦の渦中に身を投じる。傑作!歴史ミステリー。

    チューダー王朝弁護士シャドーレイク

    16世紀イングランド。国王ヘンリー8世の摂政クロムウェルの命により、弁護士シャードレイクはスカーンシアの修道院で起きた殺人事件の真相究明に向かう。彼を待ち受けていたのは曲者ぞろいの修道士や修道院の暗い秘密…。自身を追い詰める劣等感と戦いつつ奔走する彼だったが、やがて自らの信念を揺るがす衝撃の事実が明らかになる。イギリスで大人気のCWA賞受賞シリーズ待望の第1弾。

    十二国記

    「お捜し申し上げました」──女子高生の陽子の許に、ケイキと名乗る男が現れ、跪く。そして海を潜り抜け、地図にない異界へと連れ去った。男とはぐれ一人彷徨(さまよ)う陽子は、出会う者に裏切られ、異形(いぎょう)の獣には襲われる。なぜ異邦(ここ)へ来たのか、戦わねばならないのか。怒濤(どとう)のごとく押し寄せる苦難を前に、故国へ帰還を誓う少女の「生」への執着が迸(ほとばし)る。シリーズ本編となる衝撃の第一作。

     言わずとしれた今年の後半の話題を一気にかっさらった「十二国記」。
    アマゾンリンクは最初の一冊。
    そして新潮社の公式サイト
    蝶のいた庭

    FBI特別捜査官のヴィクターは、若い女性の事情聴取に取りかかった。彼女はある男に拉致軟禁された10名以上の女性とともに警察に保護された。彼女の口から、蝶が飛びかう楽園のような温室〈ガーデン〉と、犯人の〈庭師〉に支配されていく女性たちの様子が語られるにつれ、凄惨な事件に慣れているはずの捜査官たちが怖気だっていく。美しい地獄で一体何があったのか? おぞましすぎる世界の真実を知りたくないのに、ページをめくる手が止まらない――。一気読み必至、究極のサスペンス!

     「庭師」と呼ばれる男に換金されていた少女たち。背中に蝶のタトゥー。
    複数の少女たちの監禁というショッキングな事件を語る小説だけどその中で描かれる少女たちの連帯、シスターフッドが
    救いです。
    最初の悪い男


     43歳独身のシェリルは職場の年上男に片思いしながら快適生活を謳歌。運命の赤ん坊との再会を夢みる妄想がちな日々は、衛生観念ゼロ、美人で巨乳で足の臭い上司の娘、クリーが転がりこんできて一変。水と油のふたりの共同生活が臨界点をむかえたとき――。幾重にもからみあった人々の網の目がこの世に紡ぎだした奇跡。待望の初長篇。

    戦禍のアフガニスタンを犬と歩く


     タリバン政権崩壊直後の冬、英国の元外交官が、アフガン西部の都市ヘラートから首都カブールまでを歩いた36日間の旅の記録。

     タイトルにある「犬」。最初は一緒じゃなくて途中から相棒になるとのこと。この犬との逸話がすばらしいと。

    札幌読書会今年の本 2019−1

    • 2019.12.15 Sunday
    • 09:21

    JUGEMテーマ:読書



    無垢なる者たちの煉獄


    全員悪人--

    十四年の刑期を終えたラファエルは、出所するとすぐに弟ウィリアムともに新しいに取り掛かる。すべては計画通りに進んだはずだった。だが、三千万ユーロの宝石を手に店を飛び出したとき、ラファエルたちを待ち受けていたのは警官隊だった。激しい銃撃戦が繰り広げられ、最愛の弟が瀕死の重傷を負ってしまう。
    ウィリアムを一刻も早く治療してやらなければならない。警察の非常線をかいくぐり、ラファエルたちは村はずれの古びた屋敷に逃げ込んだ。広大な敷地に建つその家にいたのは、夫の帰りを待つ妻のサンドラがひとりだけ。理想的な隠れ家のはずだったが、帰宅した屋敷の主は純粋なほどに残酷なシリアルキラーだった……。

     かなり残酷なシーンが連発すると噂のサイコスリラー。
    心が折れそうなときは
    (貧乏お嬢様シリーズ)
    で癒やすとちょうどいいそうです。


    20世紀初頭のスコットランド。
    王位継承権は34番目、英国王族のはしくれであるジョージ―の暮らしは、公爵令嬢とは名ばかりの貧乏生活。
    そんな隙間風の吹く古城を飛び出し、思いきってロンドンでメイドを始めることに。
    慣れない掃除に四苦八苦しながらも、使用人から見た貴族の生活は、驚きと謎に満ちていて意外に面白い?
    ……と思ったら、なんと本物の殺人事件に巻きこまれてしまい!?
    王妃さまからこっそり頼まれた任務を抱えながら、ジョージ―は殺人事件の手掛かりをさぐることに!


    地下道の少女

    『制裁』『ボックス21』『死刑囚』に続く 北欧の傑作ミステリ!
    強い寒波に震える真冬のストックホルム。バスに乗せられた外国人の子ども43人が、警察本部の近くで置き去りにされる事件が発生した。さらに病院の地下通路では、顔の肉を何カ所も抉られた女性の死体が発見された。グレーンス警部たちはふたつの事件を追い始める。難航する捜査の果てに、やがて浮かび上がる、想像を絶する真実とは? 地下道での生活を強いられる人々の悲劇を鮮烈に描く衝撃作。

    「制裁」「ボックス21」などのシリーズ最新作。
    今作ではグレーンスの部下、マリアナが頑張ってます。
    あの子はもういない

    失踪した妹の家を訪れた私が見つけたカメラ、カメラ、カメラ。バスルームにも居間にも勉強部屋にも。仕掛けたのは誰か?妹はどこに?あの子は本当に少年を殺したのか?予測不能。どす黒い真相へと突進するK(Korean)スリラー

     韓国のルメートルとも言われているらしい。
    ボダ子

    バブルのあぶく銭を掴み、順風満帆に過ごしてきたはずだった。
    大西浩平の人生の歯車が狂い始めたのは、娘が中学校に入学して間もなくのこと。
    愛する我が子は境界性人格障害と診断された……。
    震災を機に、ビジネスは破綻。東北で土木作業員へと転じる。
    極寒の中での過酷な労働環境、同僚の苛烈ないじめ、迫り来る貧困。
    チキショウ、金だ! 金だ! 絶対正義の金を握るしかない!
    再起を賭し、ある事業の実現へ奔走する浩平。

    しかし、待ち受けていたのは逃れ難き運命の悪意だった。

    未体験の読後感へと突き動かす、私小説の極北。

     私小説の極北。
    魂でもいいからそばにいて

    あの未曾有の大震災から、今年で6年――。
    その被災地で、死者を身近に感じる奇譚が語られているという。
    最愛の家族や愛しい人を大津波でうしない、悲哀の中で生きる人びとの日常に、
    突然起きた不思議な体験の数々……。
    《愛する亡夫との犧堂顱蹐如遺された妻に語られた思いは……。
    津波で逝った愛娘が、母や祖母のもとに帰ってきた日に……。
    死んだ兄から携帯電話にメールが届いて……。
    早逝した三歳の息子が現れ、ママに微笑んで……≫
    だが、猯鄲慮魁蹐箸靴、表現できないこうした猊垰弋弔任けがえのない体験″によって、絶望にまみれた人びとの心は救われたのだった――。
    著者は3年半以上も、そのひとつひとつを丹念に何度も何度も聞き続け、検証し、選び出し、記録してきた。
    「今まで語れなかった。でも、どうしても伝えたい」という遺族たちの思いが噴き出した、初めての犢霰髻蹐髻大宅賞作家が優しい視線と柔らかな筆致で描き出す!

     大震災のあとの奇跡と再生を描くノンフィクション。
    オリーヴ・キタリッジの生活

    アメリカ北東部にある小さな港町クロズビー。一見何も起こらない町の暮らしだが、人々の心にはまれに嵐も吹き荒れて、いつまでも癒えない傷痕を残していく―。住人のひとりオリーヴ・キタリッジは、繊細で、気分屋で、傍若無人。その言動が生む波紋は、ときに激しく、ときにひそやかに周囲に広がっていく。人生の苦しみや喜び、後悔や希望を静かな筆致で描き上げ、ピュリッツァー賞に輝いた連作短篇集。

     ご紹介くださった方は単行本を持ってきてました。
    この装丁もまたとても素敵。

    何があってもおかしくない

    アメリカ中西部にある町、アムギャッシュ。さびれたこの町を出た者もいれば、そこでずっと暮らしている者もいる。
    火事で財産を失った男性が神に思いを馳せる「標識」。 都会に出て有名作家になった女性と、故郷に暮らす兄との再会を描く「妹」。 16歳のときに家を出た女性が実家の真実に直面する、O・ヘンリー賞受賞作「雪で見えない」。
    家族という存在、人と人との出会いに宿る苦しみと希望を描く9篇を収録。

    わたしの名前はルーシー・バートン

    ルーシー・バートンの入院は、予想外に長引いていた。幼い娘たちや夫に会えないのがつらかった。そんなとき、思いがけず母が田舎から出てきて、彼女を見舞う――。
    疎遠だった母と他愛ない会話を交わした五日間。それはルーシーにとって忘れがたい思い出となる。
    ピュリッツァー賞受賞作『オリーヴ・キタリッジの生活』の著者が描く、ある家族の物語。

    潤みと翳り

    企業の合宿研修で森に入った五人の女性。道に迷い、やっとの思いで脱出したとき、そのうちの一人が忽然と消えていた。手がかりは消えた女性が連邦警察官フォークの携帯電話に残したボイスメッセージ。遭難か、事件か。外界から隔絶された大自然は、女たちの虚飾を容赦なく剥ぎ取っていく。オーストラリアの豊かな森を舞台に繰り広げられる、衝撃のサスペンス。

     「乾きと偽り」に続く第二弾。
    時が止まった部屋

    誰にでも起こりうる。だからこそ―。孤独死、ごみ屋敷、残されたペットたち―故人の部屋を片づけ、弔いつづける27歳の遺品整理人が、依頼現場をミニチュアで再現。死と向きあってきたからこそ伝えたい想いを初書籍化。

     特殊清掃業の著者が描く孤独死をめぐる本。
    あえてミニチュアで見せる現状と個人を描く文章で構成されている一冊。(たいへん心惹かれる本でした)
    三体

    物理学者の父を文化大革命で惨殺され、人類に絶望した中国人エリート女性科学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)。失意の日々を過ごす彼女は、ある日、巨大パラボラアンテナを備える謎めいた軍事基地にスカウトされる。そこでは、人類の運命を左右するかもしれないプロジェクトが、極秘裏に進行していた。
    数十年後。ナノテク素材の研究者・汪(ワン・ミャオ)は、ある会議に招集され、世界的な科学者が次々に自殺している事実を告げられる。その陰に見え隠れする学術団体〈科学フロンティア〉への潜入を引き受けた彼を、科学的にありえない怪現象〈ゴースト・カウントダウン〉が襲う。そして汪茲入り込む、三つの太陽を持つ異星を舞台にしたVRゲーム『三体』の驚くべき真実とは?


     今年のSF界話題の作品。
    トラジャJR「革マル」30年の呪縛、労組の終焉

    JR東日本労組「3万5000人」大量脱退、JR北海道の社長2人と組合員の相次ぐ謎の死、「JR革マル」対「党革マル」の内ゲバ、事態の裏側で、いったい何が起きていたのか。『マングローブ テロリストに乗っ取られたJR東日本の真実』を遥かに凌ぐ、ノンフィクション!

    JRの労組をめぐるノンフィクション。

    今年印象に残った本

    • 2018.12.31 Monday
    • 19:51

    JUGEMテーマ:読書




     実際にあった事件をもとに書かれた小説。小説としてなしえるためにある程度の戯画化はあるだろうけど
    凄まじいまでのリアリティを感じさせる。読んでいるあいだ、ずっと苦しくて読み進めても「絶対」に清々しくなることはないとわかっているのに読ませる力。それは姫野さんの怒りだったと思う。
    怒りが伝わってきた。


     杉村シリーズ。
    このシリーズ、とても静かに始まったのに終盤にかけての絶望感やもやもや感の激しさといったら。
    杉村vs困った女たちというものの最初の収録作から人の尊厳を踏みにじる人間たちが跳梁跋扈するという凄まじさ。たまたままえの「彼女は頭が悪いから」があったためにこれはあれだ!とわかったのにそうならないでほしいと祈るような気持ちで読み続けた。
    でも宮部みゆきは容赦なく、人を叩き落とす。

     小説ではなく、ノンフィクションから。
    おそらく大抵の人が報道を覚えているであろう事件。
    被害者の当時は離れて暮らしていた(離婚のため)父と加害者側の情報で描かれる事件。
    家にいることができなくなった子がどうしていくか。
    家庭の役割とはなにかなど考える部分が多く辛い事件だった。

     であったときは女子高生。その二人の書簡体小説。
    今読むと懐かしい感じすらする書簡体。いまだとメール、ラインの短いやり取りになるであろうことが
    言葉を尽くして文章で綴られる。
    日常も非日常も。
    であったことが運命の二人だった。離れても離れていられない心。
    手紙でだけ語られることで言葉や文章の持つ力をダイレクトに感じる小説だった。

     原民喜を意識したのは山田風太郎の「人間臨終図鑑」。原爆を書いた人であり、極度の人見知りで原稿編集者に対しても一人で相対することができないくらいという部分が印象的だった。
    その後梯久美子の「愛の顛末」で夫婦としてのあり方を知り、また死にむかうときにそばにいた人のことを知って
    まとめて一生を読んでみたいと思っていた。
    勁さと弱さと誠実さが感じられる本。
    晩年そばにいた遠藤周作、一人の女性との友情が清々しい。

     前作「デフ・ヴォイス」ですっかりお気に入りになってしまった手話通訳士のシリーズ。
    これもまたミステリーとしての謎とテーマ性がしっかりと結びついて声高に主張されるのではなく
    静かに流れている聴覚障害者への温かい目線と生活することが染み通ってくる。
    大好きな一冊。
    続きを読む >>

    札幌読書会 今年の本4

    • 2018.12.18 Tuesday
    • 17:09
    誰かが嘘をついている

     非常に評判のいい一冊。読もうと思ってる。

    ぼぎわんが、来る

     日本ホラー大賞受賞作。
     映画化。
    サイレント・スクリーム

    漁師の肉は腐らない

    春にして君を離れ

    崩壊家族

    熊と踊れ


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    札幌読書会 今年の本3

    • 2018.12.18 Tuesday
    • 17:05
    零號琴

    読んでないんだけどSFでは今年ナンバーワンとの評価が多い。
    ブラックハンド

    心朗らかなれ、誰もみな

    徳川おてんば姫

    日本語が亡びるとき

    シグマフォース

    シリーズ物、これが一冊目らしい…?
    彼女が家に帰るまで

     これは一度読書会でも課題本にしたもの。
     わたしも好きな一冊。ピエロギ。
    白墨人形

     キング激賞!帯の一冊。
    生きていく理由

    ケッヘル

     どうやら文庫は上下とも絶版のようでアマゾンでは中古しかありません。

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