李歐

  • 2011.12.12 Monday
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JUGEMテーマ:読書

李歐 (講談社文庫)
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惚れたって言えよ―。美貌の殺し屋は言った。その名は李欧。平凡なアルバイト学生だった吉田一彰は、その日、運命に出会った。ともに二十二歳。しかし、二人が見た大陸の夢は遠く厳しく、十五年の月日が二つの魂をひきさいた。『わが手に拳銃を』を下敷にしてあらたに書き下ろす美しく壮大な青春の物語。


うわさの(笑)「李歐」。
「黄金を抱いて翔べ」、そして「神の火」と続けて読んだはずなのだがその後「リヴィエラを撃て」と「我が手に拳銃を」は読んでなかった。
この「李歐」は「我が手に拳銃を」を全面的に書きなおしたもの、ということになっている。
高村薫はこれまでも単行本から文庫にする場合、ほとんど書きなおしているんだけど
この作品は題名も変えてしまっている。

なにがうわさなのかっていうとこれは李歐と吉田一彰の友情(?)が、すごいっていうのが。
初期作品はなぜかほとんどに同性愛描写があり、これも友情と言うよりはそっちよりらしいという。
それで勢いで読んでみました。

いや、熱い物語でした。
たった一度の邂逅といってもいい、一彰と李歐。それで一生を夢見てしまうわけで。
時間も空間も二人の間では意味がない。
読む前はその評判で李歐が魔性なのかと思ってましたがどっちかというと一彰が魔性だった。
そして地雷は李歐と一彰のシーンではなくて原口さんとカズさんでした。
そんなときだけ「カズさん」って呼ぶなんてずるい(笑)。

これって映像化されてるんですね。


ん・ちょっとイメージが違うけど。
それは実写化の宿命ということで。

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ネタバレではありませんが
ずっとこの本のあらすじや評判を読んでいて
李歐が受けだと思い込んでた。
で、直接的な表現もなければ二人が肉体的に接する部分もほとんどといっていいほどないんですが
読み終わってからはカズさんが受けなんだなと。
二人の数少ない接触シーンである、李歐が一彰に口紅を塗るシーンがとにかく
官能的でした。

あと、そう思ったのはやっぱり刑務所の原口との部分かな。

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